
2026年度、香美町には新たに13名の職員が入庁されました。
今回は、町外から香美町に来られた7名の新入職員さんにお話をお伺いしましたので、2回に分けて記事をお届けいたします。
2回目となる今回の記事は福祉課に配属されたSBさん、健康課に配属されたSRさん、農林水産課に配属されたWDさんにお話をお聞きしました。
-先ほどお話をお聞かせいただいた4名の方は2名が社会人入社、2名が新卒入社でしたが、今回はSBさん、SRさんが社会人経験ありで、WDさんが新卒ですね。
-皆さま町外からお越しということですが、どんな経緯で香美町にお越しになったのでしょう。

SBさん:私は香川県出身でここに来る前は大阪府の職員として働いていました。
夫の実家が香美町で以前から遊びには来ていたのですが、その近くの古民家をリフォームして4月から本格的に暮らし始めました。

WDさん:私は母が香美町の出身で、今はその親戚の家で暮らしています。就職活動では特に明確なやりたいことが見つかっていなかったのですが、香美町や他の地域の役場の求人を見つけて、公務員になるのもいいかなと思い始めました。その中で香美町に親しみもあり応募してみることにしました。

SRさん:私は東京生まれですが、ここ数年は京都や神戸で暮らしてきました。1人旅が好きで、昨年の6月に神戸から日帰りで行けるところを探していて香美町を見つけ、三宮から特急はまかぜ号に乗って遊びにきました。駅前の観光協会でおすすめの場所を教えてもらい、海沿いを自転車で走ったり、町の中を見てまわったりしました。景色がとても綺麗だなと感動し、帰りの電車で香美町のホームページを見ていたら、「職員募集」の記事を見て、ここで働くのもありかなと思い、挑戦してみようと思いました。
-そうなのですね、ご家族のつながりで香美町に来られたお二人もとても貴重な存在だと思いますが、そうしてたまたまのご縁で香美町に出会われたことも本当にすごいお話ですね。
SRさん:両親が岐阜と三重の出身で、おじいちゃんちの風景に似てるなという懐かしさもありました。都会は情報が多すぎて疲れたりもしてたので、自分にはこういう空気が合っているのかもなと思いました。
-実際に暮らしてみていかがですか?
SRさん:車の必要性を感じました。こちらに来ることが決まってから、慌てて車の免許を取りました。今月末に車が来るので、練習しようと思います。
-車が来たら、いろいろ行けるので楽しみですね。
-WDさんはいかがでしょう。もう慣れましたか?
WDさん:おばあちゃんやおじさんと暮らしていて、小さい頃から慣れている場所なので暮らしの面で特に困ったことはないですね。でも仕事にはまだまだ慣れないです。皆さん優しく教えてくれるので、そこの不安は特にありませんが、ただ住んでいる場所が兎塚(うづか)という養父市に近いところで通勤に時間がかかるのが少し不便です。週末に小さな畑をやったりして息抜きをしています。
-まだ若いのに、畑をされているなんて渋いですね。
WDさん:趣味程度なのですが(笑)。大学では農学部で微生物の勉強をしていました。
-それは農林水産課でとても役に立ちそうですね。
-SBさんはいかがでしょう、困ったこととかはありませんか?

SBさん:想像はしていましたけど、虫が多いですね。暖かくなってきたので蚊も多くなってきましたし。カニとか生き物がたくさんいて、子供たちはとても喜んでいるのですが。カメムシでもなんでも子供がすぐ触ろうとしてしまって。こんな大きいカメムシ見たことなくて(笑)
-こちらのカメムシ、本当に大きいですよね(笑)
-お子さまはおいくつですか?
SBさん:5歳と3歳です。まだ小さいので、自然が1番みたいで本当に楽しそうに遊んでいます。大阪にいた頃は、週末に行く場所がなかなかなくて。どこに行くのにもお金がかかるし、遊び場もあまりないので、どこに連れて行こうか毎週末悩んでいたのですが、今は遊びたいって言われれば、裏の川で遊ばせたり、パパと海に行ってきなさいとか、近所の子と外で遊んだり、おじちゃんが話しかけてくれたり、遊ぶ場所には全然困らないです。
-それはきっとお子さまも創造性豊かにたくましく育ちますね。
-仕事の面ではいかがでしょう。前職は府という広域行政から地方自治に変わりましたよね。
SBさん:違いはいろいろありますね。やっぱり少しアナログな面も多いのかな。まだハンコを使っている部分も多くて、それは府ではなくなっていたので。あと、住民さんとの距離が近いことに驚きました。友達のように毎日電話をされる住民さんもいますし、窓口にもよく来てくれたり、住民さんに一番近いところなので憩いの場にもなっているのかなと思います。
-それはとてもいい役場と住民の関係だなと感じます。
-SRさんはいかがでしょう。困ったことなどはありませんか?
SRさん:それほど不便は感じていないのですが、強いていうなら、病院と交通が少し不便かもしれません。
帰省の際も神戸まで出るのもけっこう時間がかかるし、病院も行きたい専門科が鳥取まで行かないとなかったり。でもそれ以外は、特に困ったこともなく、のんびり暮らしています。
-お仕事面ではいかがですか。公務員ははじめてということですが。
SRさん:香美町はつくる人が多くて、それはとてもすごいことだと思うのですが、その凄さが全然知られていないことがとてももったいなく感じています。生産者さんとの繋がりやコミュニティがたくさんあることも素敵なことだと思います。ただ生産者さんたちは自分たちでPRしたり販路をつくるのが大変だったりするので、そこに寄り添えるといいなと思っています。
-ありがとうございます。
-それでは、皆さんにとって香美町の魅力はどんなところですか?
-また今後どのようにしていきたいとかはありますか?
WDさん:ツーリングをするにしても、道も空いてるし、景色もいいし、それはとても魅力だと思います。課題は、働く場所や住む場所、そしてやっぱり交通機関とかも足りていないなと感じています。
-WDさんはバイクも乗られるのですね。微生物の研究とか畑とか、ご自身ではやりたいことが何もないように言われるけど、そんなこと全くなくて、とても多趣味ですよね。
-SBさんは、お仕事の面でやりたいこととかはありますか?
SBさん:今、日本全国どこも少子高齢化が進んでいますが、だからこそご高齢の方々が暮らしやすいまちであることがとても大事だと思います。そこを専門職の方々が真剣に取り組んでくださっているので、そこに対して事務職として何ができるのかを常に考えています。
あとは、ハンコや手書きはなるべく減らしていきたいですね(笑)
外に向けては、SRさんもおっしゃるように、これほど魅力があるのに十分に知られていないのは、とてももったいないと感じています。私も夫と出会うまでは、香美町のことをほとんど知りませんでした。
ご飯も美味しいし、綺麗な海や景色もあって、こんなに環境のいいところってあんまり他にはないと思うので、その魅力をもっと伝えられるような仕事もできたら嬉しいなと思います。
-SRさんはいかがでしょう
SRさん:ここで暮らしたらもっとこう生きる力が強くなる気がします。日本海側で暮らすのは初めてで、雪がすごいと聞いているので、ちょっとドキドキしています。自然を相手にして生きていくとなると自分ももっとしっかりしないといけないし、香美町に来てから少しだけ人間らしい生活をしているような気がします。
-SRさんのように何もないところから香美町を見つけられて、そんな方が自分らしく生きていく場所になったら素敵ですね。WDさんはお仕事の面とかはいかがでしょう。

WDさん:自分はもう少し公務員の規則を緩くしたいなと思うのですが、とにかくまずは仕事に慣れるところからですね。
WDさんにとっては、SRさんやSBさんがお姉さんのようですね。
同期の皆さん、本当にとても仲が良く、香美町を未来へつなぐとても希望溢れる職員さんたちだなと感じました。
今回は、但馬外から香美町へ移住し、新入職員として働く7名の皆さまにお話をお聞きしました。
但馬外から来た皆さまだからこそ見える魅力や課題、そして新たな環境で胸に抱えている想いなど、聞いていてこちらもたくさんの視点をいただきました。
また、皆さまが香美町のことが心からどんどん好きになっている様子も感じられ、そんな仲間たちが、これからの香美町を支えてくれることがとても楽しみに感じるインタビューでした。
皆さま、本当にありがとうございました!
これからの活躍を期待しています。

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