地域と関わり続ける。地元に根付く工務店。

現場監督(建築施工管理技士、土木施工管理技士)

株式会社西村工務店

緑に囲まれた香美町村岡区に、長年地元に根付いている土木建設業の会社、「西村工務店」があります。会社の倉庫には大きく地域貢献の文字が掲げられています。

(社屋外観)

1. ABOUT 株式会社西村工務店
地域を盛り上げることで、巡り巡って仕事がやってくる。

株式会社西村工務店、代表取締役の西村昌樹さんにお話を伺いました。

 

事業内容についてお聞かせください。

建設業で、建築と土木請負工事業を行っています。グループの中で宿泊事業にも少し携わっています。

 

経営する上で苦労されていることは何かありますか?

32歳で代表になった当初は社員の半分以上が僕よりも先輩で、仕事の経験も豊富な方ばかりでした。先輩方の上に立ってリーダーとなってやっていく、自分の思いを理解していただいて仕事を一緒にやっていくのには少し苦労しました。資金繰りや仕事の受注も課題で、日々苦労はありますが、成長するための機会と受け止めています。

 

西村工務店さんの強みは、どういった部分ですか?

土木と建築を両方偏りなくやっているところです。どちらもある程度の売上規模があり、スタッフも相応の人数を抱えています。依頼に対して幅広くお答えできるのが、自社の強みだと思います。

 

土木と建築にはどのような違いがありますか?

土木の仕事の大半は公共事業です。役場から渡された設計図書(設計の内容を示す書類)に従い、いかに正確に密に作るのかという部分が求められます。建築の仕事は、もちろん公共事業もありますが、お客さまから要望をお聞きして図面を書いて、こういう建物にしましょうと提案して仕事をする設計施工もあります。

 

株式会社西村工務店代表取締役西村さん(代表取締役の西村昌樹さん)

 

会社の倉庫の壁には「地域貢献」が掲げられているのを拝見しましたが、地域とはどのように関わっておられますか?

建設業者は、地域との関わりなくてはやっていけません。地域が疲弊すると、我々も衰退してしまいます。地域をどうやって盛り上げていくかということは、会社のテーマだと考えています。

僕の仕事の半分以上は地域に関することです。地域の事業者さんは、自分のお店に来てもらうにはどうしたらいいのかということは考えていても、この地域にどうやって来てもらうかと考えている人は少ないと思います。地域に人が来るための戦略や調整をして、人が来て事業者さんが潤うと、「もっといいお店を作ろう」と思ってもらえたり、たくさん給料をもらった従業員の方たちが「リフォームしよう」「新築しよう」と思ってもらえると、初めて僕らのとこに仕事が来る。「家を建ててください」というダイレクトな営業ではなく、地域の賑わいを作ることで巡り巡って我々のところに仕事がやってくるっていう発想で動いています。地域との関わりなくしてはこの仕事はないですし、地域で生活している人みんなそうだと思います。

2. 仕事内容
自分たちがやり遂げた仕事が、後世にまで残る仕事

現在どんな職種を募集されていますか?

いわゆる「現場監督」を募集しています。建設会社は結構複雑な構造をしていて、大工さん一人では成り立ちません。屋根瓦を作る人や外壁を作る人など専門の職人さんが集まって仕事をしています。例えばオーケストラが一つのメロディを奏でるのに、いろんなパートの人たちをコーディネートする指揮者がいるから一つの曲として成立するのと同じで、我々の業界でも指揮者のような役割の人がいないとものづくりはできません。それが「現場監督」という仕事です。

 

現在会社全体では人手不足を感じられますか?

会社全体でもそうですし、年齢層では一番若い従業員が30代前半で、20代はいません。30代も少なく、平均年齢も上がってきています。若い人が続いていくような業界にならないと今後やっていけないのではないかと危惧しています。

 

株式会社西村工務店西村さんお仕事の様子(お仕事の様子)

 

このお仕事の魅力はどんなところですか?

自分たちがやり遂げた仕事が後世にまで残る仕事だということです。今はサイクルが早い時代ですから変わっていくものも多いですが、建物の場合は20、30年ずっと使っていただけます。公共物、道路などは改良工事があっても一回できたものは半永久的に使われます。仕事が残っていくということが、やりがいです。

 

必要な資格や、取っておいた方がよい資格はありますか?

「施工管理技士」という専門の資格を持って入ってもらえたらすごくありがたいです。うちは入社後に仕事しながら資格を取った人もたくさんいるので、入ってから資格を取ることも可能ではあります。でも入社前にあったほうが、この方は本気で建設業をやろうと思っているんだというのが伝わりやすいですし、客観的に見やすいです。

3. 先輩インタビュー
専門的な知識はほぼないまま入社し、最初は戸惑いもありました。

入社7年目、土木部の小林祐樹さんにお話を伺いました。

 

現在どのような業務を担当されていますか?

土木部で、現場管理や作業を行っています。

 

なぜこの会社に入社されたんですか?

地元の高校を出てからは造園業をしていましたが、その後社長と同じ地区に住む友人からお仕事の話をいただいて入社しました。

 

入社当時に難しいと感じたことはありますか?

測量です。現場のために書類を作るのが最初は難しかったです。それまでは造園屋だったので土木と似たようなことはしていましたが、専門的な知識はほぼなく、本格的に土木の仕事をするのは初めてだったので戸惑いました。最初は「施行管理技士」も持っていませんでした。

 

株式会社西村工務店小林さん(入社7年目の小林祐樹さん)

 

職場はどんな雰囲気ですか?

和気あいあいとしています。同年代はいなくて、一番歳が近い方は30代後半くらいです。最初の頃は、年上の方ばかりで少し緊張しました。

 

大体の1日のスケジュールを教えてください。

現場がある日は、7時10分くらいに出社して、7時半から朝礼、それから現場に行って、17時に終わって帰ってきて、日報を作成して帰るという流れです。

 

1年の中で忙しい時期はありますか?

年度末は忙しいです。基本的に土木は公共事業が多く、工期が年度末のものが多いので、工期に間に合わせないといけないのもありますし、書類も作らないといけないのでバタバタです。雪が降る時期になると除雪もしていて、1週間ずっと除雪が続くこともあります。大雪の日だと朝から除雪に出て10時までかかって、また昼から出るときもあります。

 

最後に、今後一緒に働く人へのメッセージはありますか?

若い人に来てもらえたら嬉しいです。20代の人がいないので来ていただきたいのと、同年代の30代の方がいれば嬉しいです。

参考資料

募集概要

  • 企業名
    株式会社西村工務店
  • 募集職種
    現場監督(建築施工管理技士、土木施工管理技士)
  • 雇用形態
    正社員
  • 給与
    基本給 182,000円
  • 勤務地
    兵庫県美方郡香美町村岡区森脇400番地
  • 勤務時間
    冬季 8:00~17:00 
    夏季 8:00~17:20
  • 仕事内容
    建設現場における管理業務
  • 待遇・福利厚生
    雇用・労災・健康・厚生・財形
    退職金共済 加入
    退職金制度 あり(勤務期間不問)
    定年制   あり(一律 60歳)
    再雇用制度 あり(上限 65歳まで)
    勤務延長  あり(上限 75歳まで)
  • 休日休暇
    日曜・祝日・隔週土曜日・年末年始休暇・夏季休暇自社カレンダーによる
  • 必要な資格・経歴・学歴
    不問
  • 求める人物像
    責任感がある方
  • その他特記事項
    基本給は年齢および経験年数等を考慮し決定
  • 事務所・所在地
    兵庫県美方郡香美町村岡区森脇400番地
  • 事業所HPなど
  • 募集期間
    随時
  • 採用予定人数
    2名
  • 選考プロセス
    書類選考、面接
  • 求人に関する問い合せ先
    総務課
  • 情報掲載日
    2018-11-30
  • 最終情報更新日
    2022-04-19

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