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香美町移住定住支援のSNSをはじめました!
香美町の暮らしや魅力的な地域の情報を発信しています。
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Twitter @kamichoijuu
Facebook 香美町移住計画
移住を検討している方はぜひご活用ください。
移住を考えるときの重要な要素のひとつである「仕事」。
香美町の人たちはどんな仕事をしているのかご紹介しています。
鳥取来楽暮カフェ「やっぱり麒麟のまちで暮らそう!」香美町のおしごと事情
ふるさと鳥取県定住機構チャンネルにて、
香美町周辺の地域のおしごと事情も紹介されています。
「都会生まれ、都会暮らしの若い女性が、一度も訪れたことのない田舎に1人っきりで移住」・・・まるでドラマのような話ですが、今回はそんな女性のご紹介です。
西宮生まれの西宮育ち、スタバとコンビニの新作が大好きな学生だったという西村楓さん(旧姓:宮路さん)。
卒業後の就職先を探していた際に、たまたま見かけた香美町の「香住」の文字。「え、香住って地名?香住ってどこ?但馬?え、同じ兵庫県なん?」という素朴な疑問から始まり、バイト先の店長と香美町神戸営業所の職員さんが仲良くて「行ったことないけど、なんか面白そう」という軽いノリから移住を決意。肝心の就職活動も「え!何これ!螺旋階段のついた社宅!おー!なんて魅力的!」と、(株)トキワに即決!
( 西村さんを即決させた素敵な社宅 )
「私、昔から誰にも相談無しに1人で決めて行動してしまうことが多くて…。今回も親にはほぼ『事後報告』でしたね…」と、驚きの直感力と行動力を兼ね備えておられます。ご両親からは「大丈夫?」と心配され、友達からも、「『えーっ!みんな都会に行くのに、なんであんたは逆なのぉ?』という反応でしたね〜」。
ひと昔前までは、都会へ出ていくことがステータスのようでしたが、最近は都会の生活にさほど関心を持たない若者も増えてきているようです。西村さんもその中の1人なのでしょう。
( 初めて香住を訪れた日も岡見にたどりついてお茶を飲んだそう )
2018年5月、最終面接で初めて香住に向かった時のことは鮮明に覚えているという西村さん。「2両編成の電車に乗って、初めて香住に向かった時はワクワクドキドキでした。香住が近くなるにつれ、車窓から見える景色に『3階建て以上の建物がなくなってく〜』って思って不安でした。香住に着いてからは、おぉ…ホントに何にも無い〜って。」
移住してきたのは2019年3月。「住み始めてからはとにかく戸惑いの連続でした。お店が少ないので『服ってどこで買うんですか?』とか、会社の先輩に失礼な質問をしたこともありました。でも、移住1年目の夏に『あ!そうか!無いことを楽しめばいいやん!』って悟った時に「そっか!こっちでやれることは、西宮ではあり得ないことばっかり!」って気づいたんです。
( 小代区にある吉滝で滝の裏側を体験 )
奈良公園に行かなきゃ会えないと思ってた鹿にもいつでも出会うし、黒ウサギやキツネにも会えました。会社の先輩と普通に小代の川で川遊びしたり、ハタハタが道端で干してあったり、イカがくるくる回ってるのを目撃したり、家で茹でたての香住ガニを食べて甲羅酒を飲んだり、ホントに食べ物は美味しいですよねぇ〜!そう考えるとどんなこともすごく楽しく思えてきました。ホント、いい意味で田舎をナメてましたよ」
取材中、あんなことも!こんなことも!と、どんどん出てきて話が尽きない西村さん、香住の魅力を満喫しておられるのが伝わってきます。
( 船釣りで高級魚「アコウ」を釣り上げた )
西村さんが就職を決めた (株)トキワさんは社宅だけではなく「べんりで酢」や「梅ごこち」「城崎ビネガー」などの「商品」で全国的にその名が知られています。また香美町の中でも(株)トキワさんのように100名近くの従業員を抱える企業は数少なく、その中でも特に移住者の定職、定住を積極的に推進する会社で知られています。
現在、営業部営業課に属する西村さん「私、営業がやりたかった訳ではないんです。人と話すのもホントは苦手で…」「でもこの会社は製造現場で3ヶ月間みっちり研修する制度があるんです。その研修で、製造のしんどさをしっかり体験したことが、今になってお客様に商品を大事に扱って欲しいという思いに繋がってたりしてますね。でもここだけの話、ぶっちゃけ、私、お酢って苦手なんですよ……」!!驚きの告白です!
「(株)トキワの先輩方や町の人たちはとても優しくて、ホントに住んで良かったなって思います。多分これからもずっと香住にいるんじゃないかって思ってます」
「この前帰省した時に、宝塚インターを降りた時『懐かしい』という感覚でした。次の日、香住インターを降りた時に『帰ってきた!』って思いました。いつの間にか『ホーム』に戻ってきたと感じるようになってましたね〜、自分でも驚きです」
移住してきても数年で帰郷していく方も少なくない中、とても柔軟な発想の持ち主であり、行動力のある西村さん。何事にも前向きで、昔からみんなに可愛がられる性格なので地元に馴染むのも早いようです。これからも楽しみなことがきっとたくさん訪れることでしょう。
取材場所 レンタルスペース岡見 https://www.facebook.com/rentalspace.okami/
< 著者:香美町町民ライター 池本 大志 >
11月28日(土)にオンラインで開催された鳥取来楽暮カフェ「やっぱり麒麟のまちで暮らそう!」無事終了しました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
当日の様子が公開されていますのでぜひご覧ください。
鳥取県東部と兵庫県新温泉町・香美町のリアルな生活の話、地域おこし協力隊の暮らしの話など盛りだくさんの内容となっています。
【やっぱり麒麟のまちで暮らそう!(前編)】
【やっぱり麒麟のまちで暮らそう!(後編)】
来年3月27日(土)には、仕事の話などもう少し掘り下げた内容でオンライン相談が実施されます。もちろん香美町も参加予定です!
お楽しみに!
「今日くらいトットリの話を聞いてくれないかー麒麟のまち!まち自慢編ー」に、香美町とと活隊から隊員の和田耕治さんがご出演しています。
香美町の魅力についてお話していますのでぜひご覧ください。
香美町とと活隊Facebook|https://m.facebook.com/totokatsutai
「今日くらいトットリの話を聞いてくれないかー麒麟のまち!まち自慢編」第2回前半(和田さんの出演は19:00頃からです)
11月29日(日)グランフロント大阪にて開催予定だった「ひょうご田舎暮らしフェア」は
新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となりました。
キャンプ好きが高じて、小代区の山を購入した上山さんご夫婦。
最高のキャンプ場をつくりたい!と家族みんなで楽しみながら手作業での開拓。 小代と大阪を行き来する、週末移住のようなスタイルでキャンプ生活を満喫中!
(左から 叔母の藤原孝子さん・上山知沙子さん・上山恭平さん )
2 年前の冬、小代区の山を購入した上山さんご夫婦。山を購入したきっかけは「自分たちの理想のキャンプ場を作るため」。
お二人の住まいは大阪、堺市。数年前から夫婦でキャンプにはまり、関西周辺の様々なキャンプ場を巡って楽しんでいた頃、キャンプからの帰り道は決まって二人で、キャンプ場についてのいろんな妄想をしていたそう。「ここのキャンプ場の露天風呂は最高やった!けど、もうちょっとこうだったらより最高なのに。私だったらこんなキャンプ場にする!」と。
そんなことを繰り返しているうちに、ふと、知沙子さんの中でこんな想いが浮かび上がってきたそうです。
「このキャンプ場巡りで私が思った『いいところ』取りをした『いいところ』だらけのキャンプ場を作りたい!」と。
そこで早速、知沙子さん自ら、キャンプ場運営のための事業計画を立てて、キャンプ場建設のための山探しが始まりました。理想は傾斜ばかりの山ではなく、テントサイトが作れる広大な平地があり、景色もよい場所。
ネットで、山林バンクや山を専門に売買をする仲介サイトや田舎暮らし専門のサイトなどを調べ、気になったところに実際に見に行っている中で、小代の山との運命的な出会いがありました。
見てすぐに気に入り、キャンプ場になるイメージができたそう。
広さ 13 万坪(約 43 万 m²)という予想以上に広大な山林は平たんな広場が多く、山の中に林道も整っていて、杉林も森もあり、小川も流れる理想的な山。
「ダントツで気に入った。」という一目惚れした山を即決で購入し、その年の春から、週末通いのキャンプ場開拓がはじまりました。
知沙子さんの母、叔母さんにも「手伝って欲しい」と頼んだところ、こちらも即決で「やりたい!やろう、やろう!」と一家でのキャンプ場作りが始まりました。現在開拓中。2021 年夏にオープン予定です。
名前は『おじろじろキャンプ場』。
管理棟となる小屋を一から手作りで建設中。
さて、そもそもキャンプ場を作りたいと言っても、大阪で会社員の恭平さんのおやすみは週末だけ。
事務職をされている恭平さんと、元々エステサロンで働いていたという知沙子さん。母・叔母も田舎暮らしの経験もなく、まさに全員が手探り状態で始める作業の数々。
まずは山の整備。大量の草刈りに木の伐採。作業のために恭平さんはチェーンソーを使った木の伐採の訓練を受け、知沙子さんは電気の配線ができるように、電気工事の資格をとり、作業効率化のためショベルカーも乗りこなせるように。管理棟も知沙子さんが一人で設計図をひいて、一から作ったそう。
知沙子さんの母と叔母もどんどんキャンプの面白さにハマって、毎週末、夫婦と一緒に通い、楽しく作業を手伝っています。
上山さん一家が、楽しくキャンプ場を開拓している様子は、知沙子さんが動画で撮り、編集して Youtube で配信されています。 上山さん【兵庫でキャンプ場作り】https://www.youtube.com/channel/UCn93wskLvOXcjwRvJdRnlBQ
山にお風呂がない、なら作るしかない!と、山の中でドラム缶風呂に入る様子や、管理棟を一から作っている様子やトイレ問題だったり、自然溢れる山でのあんなことやこんなこと、Youtube 配信や SNS での発信もあり、多くの方が一家のファンになっています。
ドラム缶風呂作って入ってみた【家族でキャンプ場作り #13】https://www.youtube.com/watch?v=_NASqf51R8g&t=65s
「SNS で知り合いになった大工さんが手伝いに来てくれたり、小代の人たちとも仲良くなって、小代に来た時の拠点となる場所を提供してくれたり、作業を手伝いに来てくれたり、本当に小代は居心地がめっちゃいいです。親しみやすくて、Welcome な状態で受け入れてくれるので、わたしたちも自然と溶け込めている気がします。」と知沙子さん。
地域の行事に参加したり、小代の人たちとのつながりもしっかりでき、いい環境を築いている上山さん一家。みなさんの人柄・キャラクターもあり、すっかり小代に馴染んでおられます。
ー現在、開拓 2 年目。今度の予定は?どんなキャンプ場になりそうですか?
「1 年目はまず管理棟を作り、今はオープンのためにトイレ棟の建設中。管理棟には今年ウッドデッキをつけて、快適なキャンプ場へと少しずつ近づいてきています。次は露天風呂も作りたいです!」
「この自然のすばらしさを大切に、星空を楽しんだり、美しい景色を楽しめるキャンプ場にしたい。
すごく広いので、オートサイトでも普通の区画よりも広く作れると思う。隣が気にならない、ゆったり広々としたキャンプ場にしたいです。フリーサイトも、林の中やいろいろなところに作れるから、キャンプ好きにはたまらないと思います!」
叔母のつくるパンはプロ級!
週末だけの移住。もう一つの拠点作りで、人生をより楽しむヒントがたくさんつまっています。
そして知沙子さんの妄想も止まりません。
「やりたいことはたくさんあって、叔母が作るパンがおいしいと評判なので、叔母のパン屋さん計画を考えてます!
キャンプ場ができたら、ソーセージ作りなどの体験教室や、山の中でのカフェや、バイクで来たり、キャンプでなくても昼間にふらっと来て休憩できるカフェを森の中に作れたらいいなぁとか。あとは滝の水を使ってプール作れないかなぁとか(笑)
広いドッグランの中にテントを建てて犬と楽しみながらキャンプできるテントサイトや、自分たち専用の足湯がサイトの中にあって、いつでも足湯ができる足湯サイトや。ツリーハウスやコテージもいいなぁとか。たくさん妄想して、楽しみながら考えています。」
恭平さんも小代でのキャンプ場作りをする中で、毎日の仕事に対するモチベーションや、気持ちの変化があったそうで、
「自分たちで理想のキャンプ場を作るための開拓は本当に楽しくて、週末になったら山に行けると思ったら、仕事のストレスもなくなります。普段住んでいる場所とは違う場所がある、というのが心の支えというか、大阪から小代に行ってキャンプすることで、心のスイッチを切り替えられるので、毎日を楽しく過ごせています。」
大人の遊び場作り。それを全力で楽しむ上山さん一家。
最近はテレビや新聞などの取材も多く、全国的にも上山さん一家のキャンプ場作りの様子に注目が集まっています。
週末だけの移住。もう一つの拠点作りで、人生をより楽しむヒントがたくさんつまっています。これからオープンに向け、ますます楽しみながら素敵なキャンプ場をオープンさせてください。オープン後も開拓はまだまだ続きそうですね!
(左から知沙子さんの母と叔母)
(露天風呂予定地からの眺め)
<著者:香美町町民ライター 中村 美和子>
お問い合わせはSNSのDMなどからお気軽にどうぞ!
香美町の海側、香住生まれの香住育ち。小さい頃から、地元の海でのびのび遊び大きくなった、自称:『ふつうの香住人』守山聡彦(としひこ)さん。今回は、地元企業にお勤めの方に、スポットを当てました。高校卒業と同時に大学進学で香美町を離れましたが、「帰ってくるもんだ」と、22歳で帰郷しました。
まず、仕事に真正面から真剣に取り組んでいる顔が見えました。そしてプライベートでは愛妻家で家族を大事にするやさしい横顔。守山さんは、仕事も日々の暮らしも積極的に楽しんでいるように見えます。彼が『ふつうの香住人』だったら、「積極的に楽しむのがふつう」が香住人、ともいえますね。ご家族お揃いの週末に、ご自宅へ伺いました。
ふりかえれば、香住の海と魚が原点
—————–どんな少年、青年時代で、現在の仕事に至っているか聞かせてください。
香住の海の近くで生まれ、育ちました。小さな頃から暗くなるまで友だちと海や近くの山で遊び、地元の魚を食べて大きくなった、本当に香住によくいる普通の香住の男子です。父は漁業協同組合に勤めていましたし、祖父は紅ズワイガニの漁師でした。それに母方の実家は水産加工場だったので、高校生・大学生の時にはアルバイトもよくさせてもらっていました。思えば、「魚」というものが自然なかたちで身近にいつもありましたね。
大学時代の4年間は、町外に出ていましたが長男だったこともあり卒業とともに帰ってきました。 仕事については、せっかく帰郷するのだから地元で働きたいと思っていて、新卒で就職したのはある地元の銀行です。香住区以外の営業店で渉外担当や融資担当に配属され外回りで様々な企業・事業所へ行き、また、本部では企画などの仕事をしていました。自分がピースになって、企業への支援に携わりそのことによって企業も潤い喜ばれる、というのは私の喜びでもあり視野も広がり大きな勉強ができました。
また、厳しいルールも叩き込まれ、提案型の営業スタイルを磨けたことなど、ここで私の社会人としての基盤ができたと思います。しかし10年勤めたところで、転機がきます。
地元・香住の企業で働きたいという気持ちが段々と強くなっていました。特に意識して水産関係へとは思っていませんでしたが、縁あって知り合いの方から声をかけていただきました。香住で獲れるカニ、ホタルイカなどを使って加工販売するこの会社は、小さな頃から魚に触れて育った私のDNAに自然とピッタリきた気がしました。
販売網を全国に展開している会社で私は営業部にいます。鳥取、京都、滋賀、大阪など取引先の担当で、香住の水産食品を知ってもらうため飛び回って6年が経ちますが、仕事はおもしろく、充実しています。職種は違いますが、10年の銀行勤務で培ってきたことは今も生かせていると思います。
家族で楽しむアウトドア。庭でも楽しむアウトドア。
—————– 熱い仕事談義でしたが、なにより常に真っ向から考え、それを自分自身にフィードバックする積極的な姿勢が素晴らしいですね。仕事人としては熱いのですが、プライベートではどんな毎日ですか?
20代後半の時に、同じ銀行で知り合った女性と結婚しました。妻は、おとなり豊岡市出身で今も町内の金融機関に勤めています。
お互いに会社まで車で5分で、通勤は楽ですね。また、海まで5分なので私が子どもの頃と同じく夏は泳いだり、もぐったりですね。また、妻の実家は神鍋高原に近いので、ここからは車で50分ほどかかりますが、冬はスノーボード、夏はキャンプを楽しみます。バーべキューやシュラフなどキャンプグッズを揃えて楽しもうとしていたところにコロナ禍で制限が出て行けなくなりましたが、発想転換して我が家の庭にテントを張ってシュラフに家族で寝ました。都会でもベランダでキャンプする「ベランピング」というのをやっているみたいで、そこからヒントを得てやってみた「庭キャンプ」ですが、これで結構、非日常が味わえて良かったですよ。また、3人の小学生の子どものうち男の子は地元のサッカーチームに入って香住小学校のグラウンドで練習しています。まだ本格的とはいえないんですが、親子でボールを追いかけています。神鍋高原でタケノコ堀り
神鍋高原でキャンプ
—————– 一気にのんびりした口調になる守山さんのとなりで微笑む奥さまの真美さん、結婚を機に豊岡市から香美町へ来られての感想はいかがでしょう?
やはり魚が美味しい、というのが一番ですね。子どもたちもいろんな種類の魚料理が大好きです。子育てに関しては、しおかぜ香苑(*1)、今子浦にも公園があり外遊びは充実していますが、雨や雪のときの屋内施設が少ないかなと思います。年齢によって遊び方が違うので難しいかもしれませんが、以前あった予約のいらない「ゆうぷる」のような施設があればうれしいです。そして屋外施設にはぜひ屋根付きの休憩場所が増えればありがたいですね。休憩場所が増えると高齢の方やどんな方にも使いやすくなると思います。
(*1)しおかぜ香苑(こうえん):香住海岸沿いにある公園で散策やスポーツ、レクリエーションなどに利用できる。
恵まれているのは、災害の少なさ、おいしい食。心配は医療体制。
—————– 子育て世代ならではの意見が出たところで、香美町の良い点、気になる点を上げてみてください。
まず良い点ですが、私は地元の消防団に入っていますが大きな災害が少ないと感じます。確かに今はどこでゲリラ豪雨や地震、台風があってもおかしくないですし、環境にもよるとは思いますが、香美町は比較的自然災害は少ないと思います。
また、繰り返しになりますが、魚は美味しいです。加えて肉も、水も美味しい。水道をひねって出てくる水が冷たくて、おいしく飲めるというのは、贅沢なことですよね。
医療費についても、高校3年まで無料なのはありがたいです。
気になる点は、医療です。個人医院が少なく、公立病院は香住区ではひとつしかない香住病院ですが、診療科も少なく救急病院ではないので、休日や夜間は車で約30分の豊岡病院になります。急な病気・ケガのときはこちらも焦っていますが、たとえば緊急時、今だったらどこに連絡したらいいのか、どこに窓口があり、誰に相談したらいいのか、住んでいてもわかりにくいです。
また、30代の今はいいですが、車も運転できなくなってくる高齢になった時に心配かな。相談できる機関、支援・アドバイスしてくれるところが充実していてほしいと思います。(*2)
香住弁にご注意(?)
—————– 香美町をよく知る守山さんから、移住してくる方へ向けてメッセージを
香美町の(特に香住の)人間は、口調がきついとよく言われますが、それはただの方言です。あったかくていい人が多いので、怖がらず安心して来てください。
大学時代のエピソードです。私が香住の友人と香住弁で話す会話を隣で聞いていた、徳島の友人が、「まあまあ、そんなケンカしないで—-」と割って入ってきたことがありました。私たちは普通に話していただけでしたが、ケンカしていると誤解されてしまったのです。今となっては笑い話ですが、当時は「香住弁はケンカ腰?なぜ?」と不思議に思ったものです。
また、田舎独特の近所づきあいというのがあります。敬遠しないで地域の活動、PTAなど参加してみたら楽しいこともあり、地域や周りを早く知ることにもなります。話しやすい環境なので、慣れるには地域活動に参加してみてもいいと思います。
時に熱く饒舌に、時にユーモアを交えのんびりと語っていただきました。実際に香美町に長く暮らし、企業に勤めておられる守山さんのお話は、移住を考える方にとって参考になったのではないかと思います。守山さん、ありがとうございました。
( 著者:香美町町民ライター)
(*2) 守山さんの話を受けて、香美町役場企画課調べ / 香美町での医療・緊急時について
豊岡病院救急・救命センター(緊急外来は緊急性の高い方のみご利用ください。tel 0796-22-6111)
https://www.toyookahp-kumiai.or.jp/toyooka/minasama/kyukyu/
公立香住病院・救急外来/(時間外及び休日の救急医療対応は、午後9時まで。事前に症状などを電話でご連絡ください tel 0796-36-1166)
http://www2.nkansai.ne.jp/org/kasumihp/kakuka/kyuukyuugairai.htm
兵庫県小児科医会 小児一次救急 但馬(tel (昼)0796-23-9219 (夜)0796-23-9219)
兵庫県子ども医療電話相談(tel #8000 または 078-304-8899)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf15/hw11_000000013.html